薄く軽く儚い。その不安さが尊く美しい。
光を通す器は磁器の極限の表現。
その卵の殻ほどの繊細な器を
果敢に穴窯で焼き締める。
被った灰が高温の窯の中の
空気に触れて色をつくり出す。
付着する色は無限。
色を足すことに取り憑かれたつくり手は
デリケートな成形からの
ダイナミックな穴窯焼成の矛盾を楽しむ。
淡いようで鋭い、
ギリギリを攻める極上透磁器。
この地球上でも唯一無二の表現方法。
大袈裟ではない。
私は松本さんにしか生み出せないと思う。
手に取った時、そう感じるのです。
作家 松本治幸 haruyuki matsumoto
素材 磁器
サイズ 径約9.8cm(口縁約8.4cm)
高さ約6.7cm
重さ約61g
※穴窯焼成の表情をできる限り自然のまま仕上げられています。
作品は指に引っ掛かりがある凹凸やざらつきがございます。作家の意図ある表現をご了承くださいませ。
※とても薄く軽い作品ですのでお取り扱いにご注意下さい。
1983年 鳥取県生まれ
2006年 韓国 国立ソウル産業大学 陶磁文化デザイン科退学
2008年 京都精華大学 芸術学部造形学科陶芸専攻卒業
2010年 京都精華大学 大学院芸術研究科修了
湯呑 cup
鉢 bowl
皿 plate
酒器 sake
茶器 tea
陶箱 box
花器 flower
その他 other
ガラス glass